前回、「日本語教育能力検定試験」という試験をご紹介しました。
今日は自分が勉強した時のことを思い返しつつ、使った教材をご紹介したいと思います。
①用語集
日本語教育能力件試験に出てくる用語を、字の如く網羅している本で、浅く広く日本語教育に関する知識を身につけることができると思います。
説明が細かすぎると見るのが嫌になるので、個人的には用語の意味だけが載っているシンプルなものがおすすめ。
通学、出勤の電車の中などでいくつか最初から最後まで読んでいくといいかなと思います。
図表でスッキリわかる 日本語教育能力検定試験 合格キーワード1400
②記述式問題集
日本語教育能力検定試験の特徴に、記述試験があることがあげられます。そして、資格系の検定試験では珍しく、足切りがあります。
マーク試験で上位60%に入らなければ、記述試験の採点をしてもらえません。
試験結果が出た後に、「記述の採点してもらえたorもらえなかった」で受験生同士、話題になったりします🤣
しかも、この記述試験、かなり難しいです。
問題はほとんど教壇経験がある人を想定している問題なので、教壇経験がない人にはややハードルが高くなります。事前にどんな問題が出るのか調べ、書く練習が必要です。
改訂版 日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題40
③過去問
日本語教育能力検定試験は過去問が出版されます。
過去問を使った対策は必須です。この試験、朝9時に始まり、終わるのは午後16時40分という信じられないぐらい長い試験なんです。
お昼休憩があるので、各試験の問題を時間を測って、できれば1日でやってみることをおすすめします。
ちなみに、令和4年の試験から試験範囲が若干変更になるようです。
④日本人の知らない日本語
日本語教師を目指そうと考えたことがある人は読んだことがあるのではないかと思いますが、有名なコミックエッセイです。
現役の日本語教師の方が、学習者と接する中で体験したことを紹介しているのですが、日本語教師の仕事をイメージするのに最適な本だと思います。
試験の勉強ばかりでは疲れてしまいますし、実際に働いている人の体験を聞いたり目にしたりするのは励みになるのではないかと思います。
日本人の知らない日本語 全巻セット [単行本(ソフトカバー)]
まとめ
今年の試験の結果は来週発送となります。「来年受けてみようかな〜」と思っている人は今から勉強をスタートしても早すぎるということはありません。
受験料も時間もかなりとられる試験なので、1発合格を目指して今から頑張ってみてはいかがでしょうか。