日本語教育能力検定試験の問題集を購入し、学習を始めて2回目を行いました。
1回目の悲惨な結果はこちら
日本語教育能力検定試験学習1日目 - 台湾へ移住して日本語教師
から。
では今回も問題を解いた結果と感想を書いていきたいと思います。
看護系問題は出る確率が高い
日本語教育は政治経済、世界情勢の影響を受けまくるということを以前も書いたと思いますが、それは検定試験の問題にも深く影響します。
私が受験をした際は、EPA(経済連携協定)による外国人看護、介護士の受け入れは始まったばかり。日本語教育事業も手探り状態でしたし、実際に彼らが看護、介護の現場に入ることもほぼありませんでした。
が、今は都会の大きい病院を中心に、受け入れが進んでいますし、先日の総務省の発表を見ても日本の人口減少は加速すると思われるので、外国人看護師、介護士は確実に増えます。
そのため、看護、介護系の問題は出題される可能性が高いと思います。難しいのは、国によっていろんな条件が異なるという点です。自分の学生に看護、介護の対象者がいない場合、なかなか調べるチャンスもないかと思いますが、繰り返し確認しておいたほうがいいと思います。
歴史系問題
今回の問題集では、台湾、朝鮮統治の際に行われた日本語教育の問題が出ていました。私が受験したときはどちらも出題されなかった記憶があります。確か、オランダ、ポルトガル関連だったと思いますが、いずれにしてもそれほど長い歴史ではない(大体16世紀〜)ので、ざーっとチェックしておくのがいいかと思います。
人名は、長沼直兄、松下大三郎、橋本進吉、あたりは必須ですが、歴史系は出題傾向がやや読みにくいので歴史が得意な人は細かくチェックしておいてもいいと思います。
ちなみに私は歴史が好きじゃないので、受験した当時も山をかけました。
教授法もチェック
歴史問題と混ぜて、教授法の問題も出ていました。台湾における日本語教育が漢字を利用した方法から、グアン式教授法に変わっていったという問題。台湾に住んでいますが、どんな教授法が採用されていたかまでは知りませんでした😅
実際の現場では、日本国内なら直接法で文法積み上げ式で授業が行われる場合がほとんどじゃないかなと思います。
海外の場合は学校によって違うと思いますが、やっぱり文法訳読法が主流になっているんじゃないかなぁ。
教授法関連の問題は必ず出るところなので、きっちりと抑えておくべきところですし、ポイントが取りやすいんじゃないかと思います。
まとめ
今回は、18問中13問正解✨✨
でも、グアン式教授法の特徴の問題を間違えました🤣🤣🤣 試験の時に勉強しても、名前は覚えているんですけど、細かい特徴は忘れてしまいますね。。。
日本語教育能力検定試験は明確な点数の合格基準がなく、成績上位20%前後が合格となる試験なので、85パーセント以上の正解率を目指したいところ。前回よりはマシでしたが、まだまだですね😅
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