台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

台湾の人は勉強が好き

私は中国で2年半、日本で10年ほど日本語教師の仕事をしてから台湾へ移住しました。今回は台湾で仕事を初めて、私が面食らったことを書いてみたいと思います。

 

授業に出るために有給をとる

会社によって違いますが、台湾では1時間単位で有給を取ることができる制度があります(私が働いているところも取れます)。

 

そういう会社に勤めている人は、「あ、遅刻しそう。1時間有給を取ろう」とか「今日は疲れちゃった。2時間早く帰ろう」とかで有給を使うようです(申請は当日も後からもOK)。

 

ある日の授業のあと、学生が「先生、有給がなくなりそうなので来週は出席できるかどうか分かりません。」と言ってきました。

少々面食らってどういうことか聞いたところ、授業に出るために毎週1時間〜2時間有給を取って出席していたようなのです。

 

え!?有給ってそんなことに使っていいの???と思いましたが、その学生は「授業に出たかったから😄」とにっこり。

コロナで旅行などができないから有給があまるということもあったようですが、なんていうか、そんな犠牲を払ってまで出席していくれていたとは思いませんでした😅💦💦

 

テストや宿題を集めてくれる

授業中に小テストをしたり、宿題を回収したりすることがありますが、クラスの人数が10人を超えるとちょっと大変・・・

 

日本人なら先生が「集めます」と言ったら、後ろから前に回答用紙を送るというやり方をすると思いますが、外国の人は「集めます」と言う前からできた人が手をあげたり、こちらに「できたから受け取れ」というような合図を出してきます。

 

なので、小テストが始まって2分ぐらいしたら学生をじーーーーと見つめなければなりません👀

 

が、台湾へ来て初めて小テストをやったクラスで、「そろそろ集めますよ」と言ったら、なんと後ろから前へ送る方式(そんな名前?🤣)で集めてくれるではありませんか!!

 

さらにさらに、人数が15人を超えるクラスになると、誰かが宿題を集めて、授業が始まるまでに教壇に置いてくれたりします。

 

誰がやってくれたんだろう!ここは日本の小学校か?!と一人感動して感謝を伝えるも、学生には「この先生大丈夫か?」というような顔をされるばかり。。。

 

カンニングをしたことがあるけど、しない

授業で「カンニング」という名詞を教えるとき、「カンニングしたことがありますか〜?」と日本でも台湾でも半分冗談で聞きます。

 

日本では(台湾の学生も含めて)「ありません!!」という答えが返ってくるのですが、なぜか台湾で聞くと・・・

 

「ありますよ」(それが何か?)

 

という反応が返ってくることがあります😂

あまりの正直な答えに「え!?本当に??」と聞き返すと、「みんなあるでしょ〜。」と意図せずに教室が爆笑の渦。

 

といっても、小学校の授業中にやる小テストの話だそうです。期末試験や入学試験のような試験では絶対にカンニングをしないそうですが、小学校の時は「みんなする」とのこと(本当?)。

 

これを聞いてから、授業の小テストの最中にちょっと教室の外へ出ることがあるとき、カンニングするのかな?!と思いながら出るのですが、どうやら小学校を卒業したらカンニングはしなくなるようで、まだ学生のカンニングを発見したことがありません。

 

まとめ

私の個人の感想ですが、日本の学校でいろんな国の人が混ざっている時の台湾の学生と、台湾へ来てから台湾人がほとんどの状態の台湾の学生は印象が少し違います。

日本国内でいろんな国の学生に教える楽しさもありますが、海外である国の学生だけに教えるのもいろんな発見があって面白いですね。