台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

選ぶ基準

昨日に引き続いて台湾の選挙の話なんですが😅💦、実はもう1つにゃーから聞いて日本との違いにびっくりしたことがあります。

 

何度もチャンスを与えられる社会

この「何度でもチャンスを与えられる社会」という言葉は、安倍さんが第二次政権のときの所信表明演説で語られたものです。

 

第一次政権を持病の悪化で退陣し、治療のあとにもう一度首相になり、チャレンジする機会を与えられたことを演説に盛り込んだこの演説を、今回の台湾選挙の結果を見て思い出しました。

 

日本では「法を犯した人とその家族は、仕事や住む場所が見つかりにくく生涯苦しむのに、芸能人や有名人は薬物や事件を起こしても何年か経つと普通に仕事ができる」ことへ異を唱える風潮があると思います。

 

そもそも、薬物はともかく、有名人が世間を騒がせた原因の多くは「不倫」とかなので、並べて論じるのもちょっと違和感が私はあります。

 

が、法を犯した人が再チャレンジできない社会は、さらなる犯罪に手を染めるきっかけにもなるかもしれないから、再チャレンジのチャンスがあるのが当然になるのはいいことだな〜と思ってニュースを眺めていました。

 

どんな人にもチャンスがあるのか

なんで台湾の選挙のニュースを見て上のことを思い出したかと言うと・・・今回ある地方で当選した人が、過去に殺人未遂を犯したと聞いたからです。

 

もちろん、罪をすでに償っているから出馬できたのだと思います。

そして、その地方の人はそれを認めたから当選できたんです。

 

これ、もし日本だったらどうなるでしょうか🤔。おそらく、当選できないのではないかと思います。

 

日本は台湾に比べて、「この職業はこうあるべき。こういうことはしてはいけない!」というのが強いかなぁと思います。

 

アイドルは恋愛するべきじゃない(最近もニュースになりましたね)し、消防車やパトカーに乗っていたらコンビニに寄るべきじゃないし、サービス業の人はいつもにこにこ親切そうであるべき。

 

ちょっと疲れるし、窮屈さを感じるな〜と思います。

でも、同時にそれが日本人1人1人にプロ意識みたいなものを与えているし、日本へ来た外国人にも「いいね」って言ってもらえるんだと思います。

 

自分が今回の選挙のような状況でもし投票する立場になったら・・・。安倍さんのいう「何度でもチャレンジできる社会」は言葉にすると魅力的ですが、なかなか難しいことですね。

でも、だからと言って素直に「じゃあ、この人に入れよう」と思えるかと言うと。。。

 

まとめ

思わず2回連続で書いてしまいましたが、今回の台湾地方選挙の結果はにゃーともいろいろ話しました。前回の選挙の時にはあまり気にならなかったので、台湾の社会のことを少し知っている状態になったのかな〜とも思います。