橘玲さんの『言ってはいけない』を読んでいます。
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言ってはいけないー残酷すぎる真実ー(新潮新書)【電子書籍】[ 橘玲 ]
本当に言ってはいけないことばかり
2017年の新書大賞を取った本なので、ちょっと前の本です。当時話題になった時に読んだ方も多いと思いますが、前回書いた通り、ちょっとストレートすぎる表現が苦手で今まで読んでいませんでした。
橘玲さんの本はまだ2冊しか読んでいませんが、タイトルの通りと内容だなと思います。『言ってはいけない』は、犯罪は遺伝するのか、外見によってどんな損得があるのか、そして男女平等についてなど、最初の数ページを読んで「本当に言ったらいけないな」と思う内容です。
著者本人がはじめにに書いている通り、読んでいると不快感がある表現や内容が何箇所かあるので、データや研究に基づいたある人の意見だと割り切って冷静に読むか、最初から読まないかがいいと思います。
男らしさ女らしさ
本の中で「男らしさ、女らしさ」という項目が出てきます。男性と女性は脳の生理的な仕組みによって好きなことが違うおいうお話。
幼児期に親から切り離された子どもを男女に分けて寄宿舎で生活させ、専門家が男女の区別をしない、性別や階級の壁が一切ない環境で育てた子たちの例が紹介されています。
この環境で育てた場合、将来の職業は現在のような男女の偏りがある状態ではなく、男女の数が半々になるはずですが、人類学者が調査をしたところ、女の子の8割は保育や教育のような人間相手の仕事、男の子は農業、工業、建築などの仕事についている人が多かったそうです。
なんでそんな生活をそれなりの人数の子にさせたのかとは思います(イスラエルの例だそうです)。
でもそうなのだろうと思いました。
豆は車輪のような回るものが大好きで、タイヤやハンドスピナーのようなくるくる回るものを一心不乱に見ます。自分から近づくのは家族のみです。
が、親子館へ行ったり友達の子(女の子)と会うと私や豆に話しかけてくるのは女の子ばかりです。
ただ、だからといって人間相手の仕事を男性ができないわけでも、農業や工業の仕事を女性がしてはいけないわけでもありませんし、完全に信じられる内容でもありません。
面白いなと思ったのは、子どもは脳の性差はこんなにはっきりしているのに、大人になるにつれて差が縮まっているように私は感じます。いつ、どうやってそんな感覚になったのかなと思います。
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