日本語の先生に限らず、教師という仕事で1番知られていないし、なるまで気づかれないんじゃないかと思うことがあります。
それは、授業の準備。
自分が教える立場に立ってから、今までお世話になった先生が豊富に与えてくれたプリントやら情報にどれほどの時間が割かれ、どれほどの愛情が注がれていたのか身に染みて分かりました。
今はパソコンかもしれませんが、小学校の先生が手書きで書かれていた「お知らせ」の類。想像するだけで目眩がします。。。
学校教育と日本語教育では学校にある設備や国、行政の扱いも異なるので一概には言えませんが、日本語教師は新人なら1回の授業(45分)に3倍は時間がかかったりします。
日本語教育の場合、学生の国籍や理解できる言語はバラバラなので、大量のイラストが必要となります。
例えば、「〜に〜があります」という文法を教えるとき、こんな流れで教えることになります。
まずは、語彙。以下の語彙が必要となります。
必須で教えるのは「上、下、右、左、(中、外、前、後ろ)、いる、ある」
練習のためにこれまで教えた名詞に加えて、物や動物の名前(犬、猫が多い)
進出語彙は全てイラストが必要。
定着の悪いクラスなら、練習で使う既習の語彙もイラストを用意。
語彙が終わったら、導入もイラストが必要なので、導入と練習のイラスト。
今回は例なので、ちょっと不自然ですが以下のイラストを用意してみました。
先生「これはなんですか〜?」
学生「机です。」
先生「そうですね。机の上に鉛筆があります。」
なんてやりとりをしながら、意味を示唆します。
学生が意味をだいたい掴んだと思ったら、同じ机だけど置いてあるものが違う絵を見せて、練習。
先生「机の右に何がありますか?」
学生「コップがあります。」
なんて練習を数回して、学生が「もう分かった😎」という雰囲気になったら不意打ちで
先生「カバンはどこにありますか?」と質問。
一瞬たじろぎつつも、学生は「えーと、えーと、机の左にあります。」と自分で文を作って答えられるようになる💮。
なんていうのが私が普段やっている流れです。
が、このイラストをPPTで毎回、毎回用意するので、初級のクラスではスライド50枚ぐらいになります。
でも、これが当然だし、休みの日が二日あったら一日は授業準備に時間を割くのが普通になりつつあった私ににゃーが一言。
「プログラムで自動化できるんじゃないの?」
にゃーは実はプログラマーなので、私のやっている超アナログで非効率なやり方をみて、やきもきしていたようです。
実は私もプログラムにはにゃーに会う前から興味があって、アプリとかサイトとか自分で作れるようにならないかなーと夢を見て、無謀にも図書館の本とかでちょこちょこ勉強したことがあります。
が、これっぽちも理解できず、プログラミングサイトでJavascriptやらHtmlやらを勉強してみるも、全く仕事に活かせませんでした😭😭
そして、もう黙ってみていられなくなったにゃーがついに私にもできる方法を見つけ出してくれました。
さきほどの2枚のイラストは、にゃーが見つけ出した方法でコンピューターが自動で作成してくれた図です。
私自身もまだちょこっとだけしか理解できていませんが、ここでどうやったら自動化できるのか備忘録も兼ねて公開して行きたいと思います!
まだ勉強中な上、確認しながらの公開になるので、気長にお付き合いいただけると幸いです。見てみようかなーと思われた方は、GoogleのIDとグーグルドライブをご準備ください。