地域、教育機関によっても変わると思いますが、日本語教師になりたての人が何を揃えればいいのか、私が今までの経験で「これはいる」「これはいらない」と思うものを紹介したいと思います。
教師になりたての先生が揃えるもの
まずは「これはいる」から。当たり前ですが、「教科書」🤣
専門書になるので、けっこう高いです😭 新人の先生は、初級を担当することがほとんどだと思います。いろいろなテキストが出ていますが、複数の教育機関で教えると2種類~3種類初級の教科書を買わなければならないと思います。
中古品なども出回っていると思いますが・・・初級だけは新品を買ってください!!
いろいろな意味合いがあるんですが・・・まずは教科書は改訂されるという点。自分の教科書と学生の教科書の版がずれていてパニック!とならないため。
もう1つは、特別だから。やはり、初級の1番最初に自腹を切って買ったテキストって特別だと思います。私は大学の時に生協で買いましたが、その教科書は数年前にかなりの大改訂がありました。でも、大学の時に買った教科書は絶対捨てないと思います。
高いテキスト代を捻出する方法
とはいえ、やはり3000円前後で初級1と2を合わせると6000円近い出費は、超安月給の日本語教師には痛手です😢
さっき「自腹」と書きましたが、実は私が「お金」で教科書を買ったのは大学のときだけです。どういう意味かというと、「アンケートモニター」に登録をし、貯まったポイントをアマゾンギフト券に交換して、アマゾンで購入しているからです。
「アンケートモニター」で探すといろいろ出てくると思います。私が登録をしているのはこちら→スキマ時間で楽しくポイントGET|マクロミル
最初はなかなか貯まりません。が、2年ぐらい続けていると常時5000円分ぐらいのポイントが貯まっている状態になります。今でも続けていますが、電車の移動の時や、人と待ち合わせしている間にささっとできるのでおすすめです。
こちらの本、しめて13000円ほどですが、すべてポイントで買いました。
教科書は重いとか、必要な部分だけをコピーして使っている先生もたまにいらっしゃいますが、いつ学生がどこの質問をしてくるのかわからないし、何より自由に書き込みができるという点でも教科書代だけはケチってはいけないと思います。
教科書が長くなっちゃいましたが、もう1つは「腕時計」
これは意外と必須です。なぜなら、教室に時計がないという学習機関、けっこうあるからです。
授業中に先生が壁の時計を見ると、間違いなく学生も見ます。1度時間を気にしてしまうと、その後チラチラ時計を見てしまって全く集中できなくなります。
腕時計だって同じじゃないの?と思うかもしれませんが、黒板に字を書く時、プリント類を配る時にさりげなく見ると学生は気づきません。
授業の後、学生から「先生の授業は時間があっという間に過ぎます」と言われれば、こちらの勝利です✨✨
これはいらないと思うもの
つづいていらないと思うものですが、2点。
まずは、手作りの「○」と「✖️」の札。こんなイメージのやつです↓↓
結構、実習とかで手作り教材を作ったりすることもあると思うので、新人の先生がこれを持っているのを非常によく見かけます。
が、これを手に持って、絵カードをもう一つの手で持って・・・って実は結構やりにくい😅💦 教室に黒板以外なにもないという環境でも、黒板に「○」「×」を大きく書いて練習すれば済むことです。これを作る時間で教案の直し、ブラッシュアップができます。
もう1つは「教師の手引き」
みんなの日本語(初級 1 教え方の手引き)第2版 [ スリーエーネットワーク ] 価格:3,080円 |
けしからんのは、本体のテキストよりちょっと高いこと。新人の先生は、導入やらドリルやらが思いつかない、授業をうまく組み立てられないなどでこれをコピーする先生がいらっしゃいますが、絶対、絶対にやめたほうがいいと思います。
最初に何かを見て教案を作るクセがついてしまうと、中級、上級になったら、やたらと難しい例文が載っている文法書とか、ネットに載っている妙な例文を拾ってしまいます。
「でも、思いつかないし、授業の準備が間に合わないんだよ💢」という方、例文なら「コーパス」を使った方がいいと思います。
「日本語 コーパス」で探すと例文集?例文のページ?のようなものが出てきます。
もちろん、そのまま使うと難しいですが、だーっと例文が出てくるのでちょっと語彙を変えたり、ぼーっと眺めていると例文が浮かんだりします。
まとめ
まだまだあると思うので、また思いついたら書いてみたいと思います。日本語教師はとにかく待遇面で恵まれていないので🤣、少しでも無駄な出費をしないように参考にしていただければと思います。