台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

日本語教師のスタート!初級の授業

前回、簡単に初級で使用される教科書を数点紹介しました。

totolu.hatenablog.com

今日はどんな風に授業を進めるの?というところを書いてみたいと思います。

 

授業の大まかな流れ

学校や人によって多少の違いがあるので、これが「絶対」とは言えませんが、おそらくこんな流れが多いだろうという流れを書いておきます。

①前回の復習

②語彙の導入、練習、確認

③その日の文型を板書(提示)して例文を出す。

④例文を音読、ドリル練習、QA

⑤インタビューやインフォメーションギャップなどの教室活動

*その日に勉強する文型を③〜⑤の流れで繰り返す

⑥会話練習、まとめ

授業の時間によって多少の変動はあると思いますが、大体こんな感じではないかなぁと思います。

 

①前回の復習

それではそれぞれの内容と私が工夫している点などを書いてみたいと思います。

前回の復習で気をつけたいのが、ここで「え!?分からない😭  」と絶対に思わせてはいけないという点です。

例えば「〜たことがあります」の復習をしたいのに、「財布をなくしたことがありますか。」と「財布がなくなったことがありますか」のように自他動詞を混ぜて復習するなんてことは厳禁です。

教科書にも載っているような例文を使うとか、「納豆を食べたことがありますか。」のようにちょっと笑いが起きそうな質問を使いましょう。

 

②語彙の導入、練習、確認

ここで大活躍するのが「いらすとや」 さんです。

日本語を勉強する外国人のイラスト

無料なことはもちろん、いろいろな角度、場面のイラストが揃っていて本当にありがたい✨✨

初級の名詞、動詞はだいたいこのサイトで揃います♪♪

時々、「あー!!〇〇の絵がどうしてもなーい😭 」みたいなこともありますが、切り貼りして自分でリメイクもできますし、なんとリクエストもできます(したことありませんが)。

 

③その日の文型を板書(提示)して例文を出す

これはやり方がいろいろあって、

 

・音声のみ派(先生が例文を口頭で言う)

・PPT派(イラストなどを使って学習者にも考えさせながら例文を出す)

・板書派(文の構造なども書きながら例文を出す)

 

などさまざまなやり方や派閥(?)があります。学校で統一している場合もあるので、勤務先のやり方に沿うのがいいかなぁと思います。

が、「自由にどうぞ」という学校もあるので、いろいろ試して自分が一番しっくりくるのを選べばいいかなと思います。

 

私は教師になりたての時は板書派でしたが、今はPPT派です。

 

まとめ

全部書ききれていませんが、長くなってしまうので次回にしたいと思います🤣

日本語の授業に限らないと思いますが、ここに書いた以外のやり方、流れもたくさんあると思いますし、もしかしたらもっといい方法だってあるかもしれません。

自分の工夫が学生の反応になってそのまま返ってくるので、そこがこの仕事の面白さかなぁと思います。