台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

会話が一番難しい

外国語を勉強したことがある人ならみんな思うことですが・・・「会話って難しい」です。自分の体験を振り返りつつ、会話の教え方について考えてみました。

 

会話はどうして難しいのか

わざわざ書かなくてもいいかもしれませんが😅💦

会話が難しい理由は、相手(特にその言語の母語話者)が何と言うのかわからないからです。

 

「トイレ(駅)どこですか〜?」は結構どんな外国語でも初級の段階で教えると思います。そして実際にその表現を使ってトイレの場所を聞くと・・・

 

「トイレ?あー、%’’)#=%#(’&”&’」

「・・・・」

 

みなさん、こんな経験をお持ちだと思います。私ももちろんあります。相手が何を言っているのか分からない場合は会話になりません。

 

すると、先生は「ゆっくり話してください」や「もう少し簡単な言葉で話してください。」とか「〜は何ですか?」のようないわゆるストラテジーを学生に教えます。

 

さて、この言葉を何回繰り返すメンタルの強さがあるでしょうか。

何度か行ったことがある店、顔見知りが相手なら何度か言えるかもしれませんが、お店とか道端の初対面の人に何度も使うのはどうしても「悪いなぁ」という気持ちになります。

 

台湾で迷う瞬間

先日、靴を買いに行ったら、ちょっと汚れがついていました。

 

 

 

右にちょっと青いペンの汚れ。

水性ペンっぽいし、自分で落とせるかも🤔と思いましたが、上の方を見ると同じデザイン、同じサイズのものがあります。でも、自分では取れない高さ。。。

 

近くの店員さんに、「あのー、ちょっと汚れが。。。」と言うと、「他のなかった?」というようなことを言われたので、「あるんだけど、高いところで。。。」と言ったら「ちょっと待っててー」と快く取ってくれました🤗

 

あー、よかったと思って一足受け取ろうとしたら、

「あ、これかな。あ、これも。」と言いながら3足ぐらいどんどん取る店員さん。

靴を並べて、「どれにする?」と聞いてくれる店員さん。

 

ヤバイ、会話が続いてしまう😰

焦る私🤣

 

早く選んでさっさと会話を切り上げようと「じゃあ、これ」と選ぶと、親切すぎる店員さん、さらに「化粧の汚れ落としとかあるでしょ?もしこれも何かで汚れちゃったらそれで洗うときれいになるよ。」というプチ情報。

「へ、へー、そうなんだ😅😅😅。ありがと〜」とそそくさその場を離れました。

 

そこは観光地にはない現地の人が多いデパート。

こういう場所は外国人をひた隠しにしているので、店員さんとの会話になると「外国人ってバレたかな?バレたかな?!」と変な汗をかく私🤣

 

まとめ

この、母語話者に自分がなると、別に大したことではないし、「分からないなら分からないって言ってくれればいいのに。」と思うこと。

なぜ、自分が学習者になると急に変な緊張をしてしまうのでしょうか🤣

次回はこの学習者特有の緊張を踏まえて、会話の教え方をもうちょっと考えてみたいと思います。