職業柄、人の志望動機のようなものを読むことが多いんですが、読んでいて思うことです。
日本は志望動機に厳し過ぎ?
文章にする前に、学生に簡単な質問をしてから、「じゃあ、いまのを文章にしてみてね。」という感じでいつも進路指導をしています。
日本で日本語学校の学生の指導をしたときも、台湾の日本語学校でこれから留学する学生を指導したときも思ったことなんですが…
「日本って志望動機に厳し過ぎない?(注目しすぎじゃない?」
例えば、日本の日本語学校の学生に、「どうしてこの大学行きたいの?」と聞くとよく返ってくる答えベスト3がこちら。
・校舎や食堂、図書館がおしゃれできれい!!
・私の国でも有名な学校だから。
・学費が安いから
たぶん、この志望動機は日本では眉を顰められる動機じゃないでしょうか。
就職の面接でも同じで、志望動機を聞くと
・給料がいっぱいもらえるから
・会社が東京の渋谷にあるから
・今住んでいるところから電車で1本で行けるから
という答えもわりと返ってきたりします。
日本に住んでみたいが志望動機
先日、留学したいという学生の志望動機をさっと読んだんですが、おそらく留学したい本当の理由は
「日本に住んで、いろんなところへ遊びに行ったり、好きな洋服買ったりしたい。」なんじゃないかなぁと思われそうな志望動機でした。
日本のファッションが好きな学生で、勉強も本当にまじめにやっていますが、日本人の大学生がしているような生活(ドラマで見たイメージも強いと思います)をただただしてみたいんだと思います。
今回は審査する人が半分は台湾の人なので、日本人とは違う観点から合否判定をするのかなぁと思うんですが、一応日本人ならこんな風に書くよという話をしました。
すると、「あー!!おー!!そうですね✨」と深く頷いていました。
この学生、すでに台湾の企業でインターンの経験もある学生です。
インターンの応募のとき、どんな正直な志望動機を書いたのか?!と思いました。
でも、もしかしたら日本が志望動機にこだわりすぎているだけなのかも?とも思います。
台湾へ日本語教師をしようとくる方の中には、面接や書類では何の問題もなさそうだったのに、仕事を始めた瞬間から豹変する人もしばしば😅💦
日本人は「面接さえ通ってしまえばこっちのもの」感がちょっとあるよなぁと思います。
逆に、外国の学生ほど自分の気持ちに正直な方が話が早いんじゃないかと思ったり。
とりあえず、今の学生が無事に留学の切符を手にすることを祈っています。
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