おとといの日曜日に、日本語能力試験(JLPT)が行われました!
今回受験した学生たち
今回はN2というレベル(N1が最高レベル)を受験した学生が2名でした。
うち1名は去年の12月に行われた試験で惜しくも不合格。再チャレンジの学生、もう1名は来年、大学内の交換留学生選抜試験を突破した学生です。
「学生」と書いていますが、台湾は日本語学習者の年齢層が広いので、今まで教えた学生は若い人(?)は小学生、最高齢は80代です。
今回受験した学生は1名は社会人。1名は大学院生です。
社会人の学生はJLPT試験にパスすると、会社から手当がもらえるということで、一応それ狙いです。
ただ、この学生はもともと日本のドラマや日本旅行が大好きで日本語を勉強し始めたので、「手当をもらうために勉強する」ことがストレスになりつつあります。
勉強を開始した当初は手当のことをあまり考えていなかったためか、いいペースで楽しそうに勉強しているように見えましたが、最近は私も伸びてないなと感じています。
大学院の学生は時間にゆとりがあるので復習や宿題をしっかりとしています。
文法、語彙を中心にしているのでおしゃべりはそれほどではありませんが、順調に伸びています。
今回はN2の文法が3分の1も済んでいないので厳しいと思いますが、12月には合格できるのではと思っています。
2人ともN2は「文法が難しかった」とのことでした。
教えていると
JLPTの授業は日本でも台湾へ来てからも「短期対策クラス」を担当したことがあります。私、対策クラスは目標がはっきりしているので嫌いじゃありません。
塾の先生気分です。
が、授業がスタートして3回ぐらいやると「合格しそう」「しなさそう」がうっすら分かったりします。
やっぱりJLPTに合格したい動機がはっきりしている学生は合格するか、10点以内の点数不足で不合格になります。
今回の学生は1人は「日本へ留学」という明確な目標があるので、合格への道筋のようなものがうっすら私にも見えています。
もう1人の学生は本人も言っていましたが目標はあるといえばあるものの、本気で手当がほしいわけじゃないんだと思います。
だからと言って、いやいや勉強している感じはありません。授業をしていて思うのは、日本語の文法や語彙を増やすというより、おしゃべりの練習の方が好きそうだなと。
まとめ
台湾の学生は老若男女問わず、まじめな学生が多いので、「勉強するからには試験に合格」とか「毎回の授業で知識を増やさなきゃ」と思っている学生が多い印象があります。
確かに、「先生と適当におしゃべりして学費を払う」のは若干馬鹿馬鹿しい気もします。でも、日本語は実は会話が1番難しいので、学生に「知識が増えた」と思わせつつ、会話をさりげなく鍛える方法を模索中です。
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