台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

台湾がうらやましいこと

台湾へ来てから、最初は部屋にテレビがなかったから、にゃーと暮らし始めてからはにゃーがそもそもテレビの契約をしていないから、必然的ににYoutubeを見る機会が増えました。

 

日本人Youtuberも台湾人Youtuber(名前書いてもいいのかわかりませんが、Tommyさんという方)のアップした動画を見て、思ったことと「台湾って本当にここがすごい」と思うところを書いてみたいと思います。

 

何にもしない期間

動画はご興味があれば見ていただくとして、すごいと思ったことは

「キャリアにブランクができても全く問題がないこと」です。

日本国内にも、台湾の学校にもときどきこんな学生がいます。

 

先生:学生ですか?社会人ですか?

学生:どちらでもありません。

先生:えーと(大量の冷や汗をかく)・・・大学を卒業して・・・??

学生:はい。就職して3年働きましたが、先月仕事を辞めて、今は休んでいます。

先生:あ、じゃあ、来月から別のお仕事?

学生:いえ、半年ぐらい休みたいので、探してません。

 

こういう学生、1人や2人じゃありません。

 

面接で落ちないために

これって、日本だったらどうでしょう?たぶん、休んだあとの面接で100%「無職の間何をしていたんですか?」って聞かれますよね。

台湾も聞かれるらしいんですが、「休んでました」でいいそうです🫢

 

日本なら、「休んでました」と正直に答えたら、面接に受かる可能性はかなり低い。

「勉強していました」と答えたら、どんな資格が得られたのかとか、どんな試験に合格したのかと聞かれるでしょう。

 

だから、本音では休みたいだけだけど、次の面接に落ちないために学校に通ってみたり、資格を取ってみたり。

で、結局そこまで休めなかったり。。

 

メリットもデメリットも

日本と比べたら台湾の方が転職が活発な社会だというのもあると思いますし、これはこれでいいことばかりではないと思います。

 

転職を繰り返す人ばかりになると、専門性も身につきにくいし、責任感も薄まるかもしれません。

 

ただ、生活に疲れちゃった、仕事でちょっと失敗しちゃった、思いもよらないところで人生に躓いちゃった、というときに、「ただ休んでいた=悪」ではない環境って必要だなと思います。

 

なので、日本のような新卒一括採用は当然ありません。

大学生は卒業してから仕事を探したり、留学したり、バイトをしたりして、自分のキャリアを作っていきます。

 

もちろん、台湾も日本と同じで年齢が若い方が有利だし、ある程度限度はあると思いますが、やり直しやすい社会だよなぁと思います。

 

まとめ

朝からYotubeを見てそんなことをぼんやり考えました。

隣の芝は青いと言いますが、どんな社会も国もいいところが、そしてもちろん悪いところがありますが、自分の中の思い込みや常識が外の世界では全く違うというのは外に出ると見えやすいんじゃないかなと思いました。