今年のイグノーベル賞の受賞者が先日発表されましたね。
今年の研究はすごい
イグノーベル賞というのが毎年この時期になると発表されてニュースになっていますが、日本人は今年で17年連続の受賞という快挙。
この賞の存在を知ったのは確か高校生ぐらいの時だったと思いますが、その時の受賞者の研究は
「たまごっちの飼育のために数百万人分の労働時間が使われた」
みたいな研究で、しかも研究した人がバンダイの人だったりしました。
なので、私の中では完全に「笑わせたもの勝ちな賞」だと思っていました。
が…今年の研究、ちょっとすごい。
「微弱電流によって人間の味覚が変えられる」というもので、箸やスプーン、食器に微弱な電流を流すと、塩分が強く感じられるようになる食器類まで開発。
それによって、ラーメンなどの塩分が強いものが半分の塩分でも美味しく感じられるようになるかもしれないとのこと。
他の賞は、「蜘蛛の死骸を機械の手に再利用」とか「授業がつまらないのは先生のせいか学生のせいか」とか「スマートトイレでうんちを監視する」とか、イグノーベル賞らしい研究もたくさん。
本家と同じぐらい実はすごい
毎年「日本人はノーベル賞取れるか」みたいなのがニュースになって大盛り上がりですが、イグノーベル賞受賞者を17年も連続で輩出しているのってすごくないかと思います。
これ、一見ばかばかしい研究に見えますが、本家のノーベル賞と同じぐらい取るのが難しい。「笑い」を狙っても「研究」として成り立ってなければ取れないだろうし、「研究」に寄せすぎると「面白味」がない。
しかも、「じゃあ、理由や仕組みを説明できますか?」と聞かれたら絶妙に「そう言われたらわからないというのがミソかなと思います。
今回の日本人の先生のご研究も、「ん?それほど面白さはないのかな?」と思いましたが、実際に食べているところを想像してみるとちょっと面白い気がします。
微弱とはいえ電流が流れるので、口の中ピリピリさせながら食べるのかな??
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