前回、仕事の探し方と、募集要項のポイント(というほどでもありませんが・・・)をざっとご紹介したので、続いては面接、模擬授業編です。
面接で聞かれがちなこと
国内、国外で多少の差はあると思いますが、一般的な質問は普通のお仕事と変わらないと思います。ざっくりと、
・非常勤なら週に何時間働けるのか
・経験者の場合はどんなところでどんな人を対象に、どんなテキストで教えたのか
・未経験者の場合、養成講座などで教育実習があったかどうか
・自己PRなど
正直、普通に答えればこれらの質問は合否に影響しないのではないかと思います。これに加えて、日本語教師らしい(?)質問というか確認がある場合があります(主に国内)。
・うちの学生はアルバイトなどで疲れていて、授業中寝たり態度が悪かったりする場合
がありますが、そのような場合、あなたはどう対処しますか。
これ、正解はないと思います。私が聞いたことがあるとんでもないある学校の場合、経営者が外国の方で、そこの学生はほぼその国から来ていて、違法スレスレ(というか違法)なこともまかり通っていて、先生が学生を起こすと、先生が怒られるそうです🤣🤣
外国人差別と言われようが、「そういう国の人は来ないでくれ」と思います。
海外の場合、留学経験や海外生活経験を聞かれることがあります。
・日本と違って、水道の水が飲めなかったり、交通が不便だと感じることがあると思い
ますが、大丈夫ですか。
この時に留学経験や海外生活経験があると、「〜という国で何年間か住んでました」などと答えれば良いかと思います。この質問は特に年配の方の場合、採用に大きく響きます。
もし、「趣味がキャンプなんですが、二日間お風呂に入れなかったりすることもあるんですよ。」みたいに、少し特別な環境でも大丈夫だとアピールできる何かがあれば話してみるといいかもしれません。
逆に、「え・・・日本とまではいかなくても日本に近い環境で生活したい」という方はそもそも海外での生活をしないほうがいいかもしれません。
台湾はかなり日本に近い環境ですが、やはり日本とは違います。先日、築浅のマンションですが「蛇口が壊れて水漏れしたから、全部取り替える」という事態になりました。
蛇口が壊れたというのは人生初経験でした。
水道技師の方が2時間ほどで全て修理してくれました✨✨いいおじさんでした。
模擬授業
じゃあ、何で合否が決まるのか。やはり「模擬授業」です。
あらかじめ、「○○の△課をやってください。」と言われることがほとんどだと思います。そして、ほとんどの学校でそれほど厳しいチェックは入らないと思います。なぜなら、先生が足りないからです。
語彙導入→文法導入→ドリル→確認のためのQA
この流れでやれば、ほとんどの学校で採用が決まると思います。
が、やはり不合格になりやすいのは次のような特徴がある場合ではないかと思います。
・必要のない外国語を使う(特に英語が得意な人は要注意)
・話し方にブレがある(話す速さや声の大きさが変わる、吃る)
・方言のクセが強すぎる
・学生(試験官)を全く見ない
・準備ができていない
私はあまり面接の経験はありませんが、1つめの外国語に一番マイナス点をつけます。英語が得意、上手なのは外国人とのコミュニケーションでは大変な強みですが、日本語教師の場合は日本語を教えることが仕事なのであって、あなたの語学力を伸ばしたりアピールする必要はありません。
さきほど書いた流れに大体沿っていれば、途中で少し止まってしまったり、言い間違えをしてしまったりするのは気にしなくていいと思います。
どんなに授業に慣れていて上手な先生でも必ず授業中に1度は言い淀みや言い間違え、流れを変えることはよくあることです。
学生にわかってもらおうとしているかが最大の焦点となると思います。
まとめ
といわけで、仕事を探して応募して、面接と模擬授業になったらこんなところを見られるんじゃないかなぁというポイントを書いてみました。