台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

日本語教育能力検定試験学習8回目

7回目の様子はこちらから→日本語教育能力検定試験学習7回目 - 台湾へ移住して日本語教師

 

前回に引き続き、区分5です。前回、正解率68.4%とやっぱり合格ラインに達しませんでしたが、今回は大問3問に挑み、無事に正解率91%となりました。やっと合格ライン🤣🤣🤣

 

こちらの問題集を使用しています。

新版 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集 [ アルク日本語編集部 ]

価格:3,080円
(2022/7/19 12:19時点)
感想(1件)

 

苦手な部分はやっぱり苦手

間違えた問題は2問で、そのうち1つが「直示(ダイクシス)」です😩

ダイクシスとは、今現在の話す場面によって意味が決まる表現のことを言います。

場面がないと正しい意味がわからない表現で、例えば「これ、それ、あれ」のような指示詞や私、あなたのような人称代名詞などが含まれます。

 

問題はこんな内容でした。[直示」(ちょくじと読みます。)の観点から違うものを選べ。

 

1.先ほど 2.すぐ 3.あちら 4.あさって 5.私

 

1、3、4はすぐ違うと分かりました。私が悩んだのは1と5。なぜ悩んだかというと、直示をうろ覚えだったので、漢字と並んでいる語彙から性質が違いそうなものを排除しようとしたからです😅💦

 

なぜうろ覚えなのかというと、いつか書いた通り、文法用語を覚えることが苦痛なことこの上ないからです(特にカタカナ)😬

 

宣伝のすり込み

もう1つは気をつけたいなと思ったミスでした。同じように、次の中から名詞の派生語の性質が違うものを選ぶ問題。

 

1.薄さ 2.高さ 3.深さ 4.広さ 5.重さ

 

これはすごく悩みました。どれも反義語があるい形容詞の名詞化。ここに「きれいさ」とか入れてくれたら易しい問題だったんですが💦💦

 

答えを確認すると、反義語がある形容詞の場合、程度が大きい方を使うのが無標(中立)。「小ささ」「低さ」のように「小さいこと」を取り立てるときに反対の意味が使われるので、「薄さ」はこの中で性質が異なるものです。

 

が、スマホやパソコンは「薄い」ことを強調するために宣伝で「薄さ何センチ」のようなことをよく言います。

パソコンを買うときに、「このパソコン厚さはどのぐらいですか」という人はあまりいないんじゃないでしょうか。こういう知らない間にすり込まれた宣伝や表現が日本語教師としての感覚を鈍らせます

 

さきほどの問題を見て「薄さ」に違和感を覚えなかったというのは危険信号です⚠️

反省。。。

 

まとめ

区分5は問題数が多いので、もう1回ぐらいに分けて書いていきたいと思います。筆記の次はいよいよ聴解、記述です。

記述はもしかしたら記事にしないかもしれませんが、聴解は久しぶりにするのでやや緊張しています💦💦