台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

台湾の中華料理

台湾に来て意外だと思ったのが、日本人が想像するようなオーソドックスな「中華料理店」が少ないということです。

つい先日、中華料理の店があると・・・というある方の発言が世界中でバズりましたが🤣、日本の方がよっぽど「中華料理店」らしい店が多いと思います。

 

台湾の弁当文化

台湾の人は日本語の「弁当」をそのまま台湾語の「ベントー」として使うぐらい、日常的に「弁当」を食べます。

と、ここで日本人が想像する弁当と台湾の弁当はちょっと違います

 

これが台湾のベントーです。

 

   

 

弁当の店へ行って、だいたい副菜を3種類と主菜を1種類選ぶスタイル。日本と違って家で弁当を作って職場や学校で温めるスタイルが一般的ではありません(家で作ってくる人もいます)。

日本で言うと、デリカみたいな感じでしょうか。。。

 

台湾の人に「今日の昼ごはんなんだった?」と聞くと70%ぐらいはベントーと答えるのではないかと思います。

 

中華定食を食べたいなら

ベントーはご覧の通り、主菜と副菜の組み合わせなので、例えば「麻婆豆腐とチャーハン食べたい。あ、餃子も♪」みたいなことはできません。ベントーの店にも麻婆豆腐のようなものはたまーにありますが、メジャーではないので、あまり見ません。

 

じゃあ、弁当以外の店へ行けばいいんんじゃないの?と思うかもしれませんが、弁当以外の店でよく見るのは

 

・麺の店

・餃子の店

・チャーハンの店

・やたらとドリンクショップ

・スイーツ

 

以上です。

チンジャオロースとエビチリと中華スープとご飯が食べたい場合は、デパートの中とか鼎泰豊のようなちょっと高いところへ行くイメージです。

 

安く済ませたいなら熱炒

実は台湾へ来た時にこの文化に戸惑いました。中国では街の定食屋で野菜と肉か魚介を1つ選ぶと、お店の人が勝手に味付けして炒めてくれたものと無料のご飯セットが食べられたので、台湾にもそれがあるだろうと思い込んでいたからです。

 

しょっちゅう豆腐と豚肉で辛くない麻婆豆腐を食べていた私は、ある時どうしても麻婆豆腐が食べたくなりました

が、高い店では量が多い(数人で食べるのが一般的なため)し、ちょっと高い店は気軽に行きにくいです。でも、食べたいと思った私は学生に相談しました。すると・・・

 

「熱炒へ行けばいいと思いますよ。」と。

 

ん?熱炒?なんだそれ??と思って調べると、台湾式居酒屋のような店です。

 

これが熱炒

 

居酒屋なので、夕方から午前2時ぐらいまでが営業時間です。この店なら、チャーハン、麻婆豆腐、唐揚げ、スープという豪華中華定食を食べることができます。

 

 

豆腐の唐揚げと茹でイカ

この時は何が食べたいかと学生に聞かれて、無性にイカが食べたかったので「イカ🦑」と答えた結果、熱炒へ行くことに🤣

 

テイクアウト天国の台湾なので、ほぼすべてのメニューがテイクアウトできます。この店で麻婆豆腐とご飯をテイクアウトすれば、夢は叶います!!

ちなみに、台湾の麻婆豆腐は甘口が多いので、辛めが好きな方はご注意ください。

 

まとめ

熱炒は「居酒屋」だからなのか、他の店とは段違いにお客さんの話す声が大きいです。が、静かな雰囲気のカフェに行くと、本当に誰も何も話していません。かわいいカフェへ行くとワイワイキャッキャしていて、高級感のある店へ行くとみなさん上品です。

台湾は店によってお客さんの様子が全然違うので、いろいろな店へ行ってそれを楽しむのもおすすめです🤗

 

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