台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

焼き餃子

中華料理で日本人が好きな料理の1つが「餃子」だと思います。餃子は中華料理だから、中華圏の餃子はとってもおいしいと私も思っていましたし、中国へ行った時は「餃子とチャーハンのセット」を食べたいなぁ・・・と思っていました。

 

が、日本人が想像する餃子と中華圏の餃子には大きな隔たりがありますし、中華圏それぞれにも大きな違いがあります!!

中国の餃子

中国で「餃子」と注文すると十中八九「水餃子」が出てきます。焼き餃子もメニューに載っている店なら、「焼き餃子?水餃子?」と聞いてくれますが、水餃子が圧倒的なシェアを誇るようです。

 

中国では焼き餃子=昨日の残り物の水餃子が一般的。冷たくなってしまった餃子を焼いて温めて食べる感覚だそうです。水餃子も焼き餃子も中国で食べたことがありますが、水餃子の方がおいしいと思いました。

中国の人は、日本人と同じ醤油、酢、ラー油のタレにつけて水餃子を食べます。

 

台湾の餃子

じゃあ、台湾も水餃子が圧倒的かというと・・・台湾は焼き餃子が浸透していて、棒餃子を売る店もあります。これは「八方雲集」というチェーン店で、台湾中にあると思います。ここは普通の焼き餃子だけでなく、「キムチ味」「カレー味」などが売っています。

 

  

 

八方は餃子の専門店なので、焼き餃子だけでなく水餃子も売っています。台北のMRT「石牌」という駅の近くには、「阿財」という名前の焼き餃子が有名な店があって、そこの焼き餃子も棒餃子です。九州の文化の影響かなぁ。

 

   

 

そして、台湾の人の餃子のタレは日本や中国と同じ醤油、酢、ラー油以外に、甘い醤油、甘辛タレ(ちょっとトマト味)をつけるという人がいます。

 

「焼き餃子」の中国語も台湾では「煎餃」という言い方の他に「鍋貼」という言い方があり、一般的には「鍋貼」が棒餃子のようです。

 

中華圏共通の餃子事情

台湾の焼き餃子は日本に形も似ているし、「餃子とチャーハンセット」ができるじゃないか!と思われたかもしれませんが、ここが落とし穴です。

中華圏共通だと思いますが、なんと「餃子はおかずではなく、主食」です。麺の1種類という扱いなので、餃子の店ではチャーハンはもちろん、白飯も売っていません

 

日本人からすると、おかずだけ食べている奇妙な感覚になると思いますが、焼き餃子の水餃子も皮の厚さが日本の1.5倍〜2倍あり、10個食べると女性ならお腹いっぱいになります。

台湾の人は餃子8個ぐらいにきゅうりの漬物や豆腐などの副菜、スープなどを加えて食べている人が多いです。

 

まとめ

じゃあ、中華圏で本格的「餃子とチャーハンセット」は食べられないのかというと、テイクアウトにすれば可能です🤣🤣🤣 実際に、私の同僚がどうしても食べたいと言ってチャレンジしていました。

が、日本のように餃子の皮が薄くてパリパリというわけではないですし、チャーハンのボリュームも結構あるので、お勧めしません😅

 

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