台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

ネットの匿名性

ちょっと時事っぽいお話になってしまうんですが・・・先日の就活の適正テスト替え玉受験問題を見て台湾に来てから思ったネットのことをつらつら書いてみます。

 

堂々と本名を使う台湾の人々

みなさん、フェイスブックやツイッター、インスタなどで「本名」を使っている人ってどのぐらいいらっしゃるでしょうか??おそらく、フェイスブックは本名率が高いんじゃないかなぁと思うんですが、ツイッターやインスタは少数派だと思います。

 

         

台湾へ来て、SNS大好き台湾人なのでみんなとSNSの情報を交換すると・・・

ほぼ本名!!です。もちろん人によって違いますし、英語の名前を持っている人も多いので英語名にしている人もいますが、漢字そのままで登録している人も珍しくありません。

 

しかも、フェイスブックとインスタ、インスタとツイッターを連結している人も多いので、1つのアカウントがわかると、自然と他のアカウントもわかってしまいます。

ちなみに私は全てのアカウントの名前やニックネームをバラバラに統一感なく作っているプロトタイプの日本人です。

 

ネットで出会っても安全

そんな素顔を見せ合う社会(?)習慣(?)だからなのか、台湾の人は彼氏や彼女を探すときに、「ネットで出会った」確率が日本よりも高め。

 

日本なら、ヤリ目では?とか、既婚者では??とかいろんな疑いを持ちますが、台湾の場合、そういう人はあまり多くないんだとか。

「それでも変な人っていないの?」と聞くと、「たまにいるから、数ヶ月メッセージのやりとりをしてから会う」のだそうです。

 

これはいいことを聞いた!!日本人もネットで台湾人の恋人探せるのか〜♪♪と思ったらそれは考えが少々甘いです。

先ほども書いたように、ネットに素顔、本名を晒すのが当然の社会なので、晒していない奴=信用ならない奴、本気じゃない奴と思われてしまいます。

しかも、晒したからといって、100%出会えるわけでもありません。

 

替え玉受験はあるのか

で、冒頭の話に戻りますが、台湾でも替え玉受験問題はあるのかですが、おそらくあると思います。

 

が、台湾は天職天国。一度就職したらそれで一生安泰という社会ではありません。

そのときは替え玉受験で突破できたとしても、一生替え玉受験で誤魔化しがきくわけではありませんし、先ほども書いたように本名、素顔を晒す社会なので、ズルをしていたらあっという間に情報が行き渡ってしまって、肩身がどんどんどんどん狭くなります。

 

台湾で働いていると、時々「○○社の××さんって知ってる?どんな人?」と他の会社から問い合わせが入ることがあります。おそらく面接に来た人だけど、面接でちょっと疑わしいと思われた場合にそういった問い合わせを同じ業界の知人、友人にしているようです😅💦

 

また、アメリカほどではないにしても、能力主義的な面もあるので、入社して時間が経っても「こいつ大したことしてないな」と思われたら給料も地位も全く上がりません。

 

まとめ

今回の日本の替え玉受験問題はいろいろ思ったことがあるんですが・・・まだまだ「テストで点数さえ取れればなんとかなる」またはそう思っている学生が多いんだろうなと思いました。