台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

他と違うよ合戦

台湾のテキストや学校を見て思ったこと。

台湾のテキスト

台湾にも日本語のテキストはいーっぱい売られています。日本でも「絶対合格」とか「完全攻略」「直前対策」みたいなキーワードが使われているテキストがありますが、台湾は「これは他のとは違いますよー!!」と主張するテキストが多いと思います。

 

例えば、去年買ったJLPTの問題集。

 

   

 

ぱっと見、普通の問題集です。

出版社を見ると、どうやら日本のアスク出版社が作った問題集を台湾の出版社が権利を買ったのか共同にしたのか出版している様子。

 

横を見ると・・・

 

    

 

2冊!?

中はこんなふうになっています。

 

   

 

上は問題集。下は解答と解説です。

写真では分かりにくいですが、透明なカバーに2冊セットになって売られています。ちなみに、お値段450元(1987円)。

 


[音声DL] はじめての日本語能力試験 合格模試 N3

 

同じものと思われるのが中古で500円、原価1980円なので、お値段的には日台で差はありません。

 

台湾はこのパターンが多く、「ちょっとタイトル違うけど、中身同じ」とか「紙質はやや下がるけど、中国語訳がついてて便利」みたいなテキストが売っています。

 

で、今回のようにわざわざ別冊にして(日本版は1冊)カバーつけたりフルカラーにしたりして売っているケースが多いです。

学校の説明で

台湾の学校で働くと、大して珍しくない日本人でも「ネイティブの先生」はセールスポイントとなります。

「うちの先生はみんな専門の勉強しているよ!」とか「元気で中国語もわかる先生だよ!」とかいろんな宣伝文句が使われているようです。

 

何かのイベントを企画したり、試験対策の授業を始めたりするときの宣伝でも、「他と違ううちだけのセールスポイントはなんですか。」と台湾人の営業さんに聞かれて、タジタジっとなります💦💦

 

でも、「節分が近いから、学生にも節分の豆をプレゼントしましょう。」というアイディアを出したとして、「他の学校もそれぐらいするかもしれないから、もうちょっと何か考えてくれ」と言われると・・・

 

先生、鬼になる?ぐらいしか思いつきません。

ちなみに、やったことあります(痛かった・・・)。

まとめ

私は心の中でこれを「他と違うよ合戦」と呼んでいます🤣

自分が営業職をやったことがないからだと思いますが、差別化は大事だと思うけれど、結局「日本語上手になった」と思わせることが大事なんじゃないの?と思うので、この合戦が始まるたびに内心辟易しております😅💦

 

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