先日、学生と話していた時にこんなようなことを学生が言っていて、自分の学生時代をちょっと思い出しました。
高校の勉強
「高校の勉強がどうしても意欲的になれなくて、結局合格した大学も自分が満足できる授業が受けられない。どうしても今の大学で勉強を続けたくないから、日本語を一生懸命勉強して、日本の大学で勉強したい」とのこと。
あー、わかるなぁと思いました。
私は中学までは勉強がそれほど嫌いじゃありませんでした(かと言ってすごいできたわけでもないですが)。新しいことを知るのは面白かったし、世界が広がっていく感覚がありました。
高校に入学して、初回の世界史の授業で受けた衝撃を今でもはっきり覚えています。
それが、これ。
ご存じ、進化の過程から授業がスタート。
「え?!」
と思っていたら先生が「中学ではアウストラロピテクス、北京原人、クロマニョン人を習ったと思いますが、もう1種類います。ネアンデルタール人です。」というようなことを説明。
「は?!」
高校に入ったら、全く新しい内容を勉強すると思い込んでいたし、中学の歴史は近代史に入るか入らないかで終わってしまったから、てっきりその続きをやるのだろうと思っていたので驚きました。
「ネアンデルタール人が入るだけなら中学で教えればいいじゃん。」
正直、今でもそう思っています。
スタートから「つまらない」と思ってしまい、その後のヨーロッパの歴史にも興味が持てませんでした。
おもしろいと思ったこと
反対におもしろくて新鮮だったのが「数学IA」でした。確率とか図形とかがとにかくおもしろいし、宿題もあっという間に片付いていました。
が、元々理系の頭ではないので、数学ⅡBになると歯が立たなくなりました😅💦
私は結局、そこそこ得意だった英語で大学に合格できたし、大学で勉強したいことが勉強できたんですが、冒頭の学生は話を聞いているとどうも「満足できるランクの大学に行きたい」ようなのです。
なので、学部は「実はなんでもよい」とのこと。
それは大学に入れてもつまらなくなるんじゃないかなぁと思いますが、「日本語の勉強はとにかく面白い」と言っているので、それなら日本の大学行けばなにか見つかるかなぁと思います。
勉強への意欲ってやっぱり「面白さ」だなぁと思います。
で、大変失礼ながら、やっぱり授業をしたときに学生が「え?こんなことやるの?」とか「なんかつまらない」と思ってしまったら、それは先生側の失敗なんじゃないかとおもいます。
実は日本語の授業でも、ときどき先に勉強していて他のクラスメートより進んでいる学生がいることがあります。
で、やっぱり授業中ちょっと「つまらない」の顔をしていたりします。
まとめ
書くだけ書いて、なんの解決策も提示できていませんが🤣🤣
10代の方が圧倒的にいろいろ覚えたり吸収できるのに、いろいろ知ることが面白いことだというのは実感できるチャンスがあるとないで全然違うなと。
「若いうちに勉強した方がいい」なんて説教くさいことを言っても逆効果だし、相手に「やらされてる感」を感じさせずに指導するって難しいなと思いました。
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