先日の授業で、学生と話していたら不思議な縁ってあるなぁと思ったお話です。
名前の付け方
学生といっても、会社員の方です。なので、お子さんがいらっしゃいます。
授業が「〜ことから」という文法で、「桜が有名なことから桜坂という名前になりました。」のような「由来」を説明するときに使われるやつ。
台湾は名前を字画などを気にする人は占い師につけてもらったりもするようですが、日本と同じように生まれた季節や、両親の願いなどを込めてつける人も多いです。
で、実はこの学生さん、前の配偶者が日本人なんです。
「前の」というのは、他界してしまったとのこと。お二人の間にお子さんが1人いらっしゃいます。
その後、今の配偶者と巡りあって、お子さんが1人産まれたので、お子さんは2人いらっしゃいます。
日本語読みと中国語読み
お子さんが2人いらっしゃるのは知っていたんですが、あまり家族の話をすることはなかったので、年齢はもちろん名前も聞いたことがありませんでした。
デリケートな話題なので、少し迷いましたが、今の配偶者の方との間のお子さんの名前を聞くと、名前の由来を聞くまでもない由来がはっきりわかるお名前でした。
一応、練習なので「どうしてその名前にしましたか?」と聞いた後、日本語読みをお伝えしました。
すると・・・とてもびっくりされた様子。
ノートに何か書き、私に見せてくれました。
「これ、上の子の名前です。」
私もその名前を見て驚きました。
日本でも兄弟って音を似せたりしますよね。「たろう・じろう」とか「あみ・ゆみ」のような。
お子さん2人の名前が中国語読みの場合は全然違う発音なのに、日本語読みになると3文字中2文字の発音が同じでした。
名前をつけたのは
名前をつけたのは、上の子は前の配偶者の方が、下の子はその学生さんだそうです。
学生は下の子の名前の日本語発音を知らなかったので、全くの偶然。
漢字も全然違う漢字なので、本当にひらがなにしたときに「あー、兄弟なんだな」とわかる名前です。
ご自身でも知らない間に、前の配偶者との縁が繋がっているような偶然に気づけて喜んでいらっしゃいました。
私も日本語読みをお伝えすることでご家族の奇跡を垣間見ることができてじーんとしました。
まとめ
この文法を教えるときに学生に名前の由来を聞くことがあります。びっくりする由来、考えさせられる由来、いろいろなエピソードを聞いてきましたが、今回のは印象深いお話を聞くことができました。
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