台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

「の」が読める

先日、授業をしていて学生に聞いたお話です。

 

「の」が多い

台湾に来ると気づくのが、「の」がいっぱいあるということ。何人かに理由を聞いてみましたが、

 

・かわいいから

・日本って感じがする(高級感がある?)から

 

なんて答えが返ってきました。

「の」がかわいいというのは、一度も思ったことがないので「ええ??」と思いましたが、丸い感じがかわいいのだとか。

 

じゃあ、「わ」はかわいいの?と聞くと、「別に」だそうです😂

「わ」だって丸いのに。

 

「の」は「的(de)」と読む

とにかくいろんな理由で「の」が使われていますが、使われ方は正しい場合と正しくない場合があります。

 

 

この2つは正しいパターンで、「名詞+の+名詞」です。日本語と同じ使い方。

残念ながら写真が見つからなかったんですが、正しくないのは

「好吃の米飯」のような「形容詞(または動詞)+の+名詞」。

 

正しい場合も正しくない場合も「の」と書いて中国語の「的」の発音で読むのだそうです。

じゃあ、日本語の発音を知っているわけじゃないのかぁと思ったら、おそらくほとんどの台湾人は「の」というひらがなが読めるし、書けると思うとのこと。

 

ひらがなを教える時

その話を聞いて思い出しましたが、確かに台湾へ来てからひらがなを教えるときに「の」だけは間違えている人を見たことがないなぁということ。

 

他の国の人の場合は「の」を左右反転させて書いてしまったり(器用!)するのですが、台湾の人は一度もありません。

 

ちなみに、「れ」などは最後のハネのキレが良すぎて、漢字のハネと同じ形になってしまう人が多い印象ですし、「ね」「れ」「わ」が混ざる人は台湾でも多いです。

 

それにしても、なぜ「の」だけがこんなに浸透したのかと思いますが、学生曰く、

やっぱり「の」の使い方が中国語と日本語で一部同じだからではないかとのことでした。

 

台湾へ来たら「の」がどんなところに使われているのか注目してもおもしろいかもしれません。

 

 

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