台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

評価法

日本語教育能力検定試験の応募締め切りが今月末までです。受験を検討の方はお早めに!

 

去年の日本語教育能力検定試験

さきほど去年の試験の解答をちらっとみたら、記述は「評価」の問題だったようですね。模範解答しか見られないのですが、どうやら「ポートフォリオ評価」に関する問題だんじゃないかなぁと思います。

 

模範解答の中で「ルーブリック」という知らない語彙も目にしました。

なんだろう?と思ったので、さーっと調べてみましたが、ペーパーテストとは違う観点からの評価項目のことのようです。

 

例えば、授業を受ける前に「会話」の項目で「複文を使って表現できる」という項目を設定し、それに対して「よくできる:5、半分以上はできる:4、半分以下だができる:3、会話全体の中で1、2回ならできる:2、単文でしか話せない:1」

 

のような評価基準を作って、それをコース開始前、終了後にポートフォリオと合わせようということかな?と思います。

 

評価の違いは文化の違い?

詳しく調べる前から、「アメリカで始まったんだろうな」と思いましたが、たぶんアメリカからのようです。

 

私もポートフォリオ評価を大学や専門学校でやったことがあります。学生にも「テスト以外でこれも評価に入れますよ。」と言いました。

 

が、私の個人的な結論は「アジアに向いてない」です。

 

欧米の教育事情がよく分からないんですが、アジアの学生はこういう客観性に欠ける評価を重視しない傾向があると思います。

個人差はあると思いますが、ペーパーテストしてほしい、点数をはっきり示して欲しい学生の方が多いという印象です。

 

欧米とアジアで文化が違うように、教育や評価法も文化が反映されているんじゃないかと思います。なので、正直、この「アメリカで始まった方法をやってみよう!!」という風潮が私は苦手です。

 

まとめ

実は大学院で書いた修論のテーマが「評価」でした。

 

日本語教師をしている人よりも、日本語教育に関わっていない人の方が学習者の会話を「上手」「すごい」と言う傾向がありますが、何に注目してそういう評価をしているのだろうということと、「上手」という評価を下しながら、学習者の発話内容を理解しているのだろうか(これは教師もそうでな人も)?という疑問をもったからです。

 

初めて自分でテーマを設定して、アンケート調査をしましたが、本当にザルのような調査だったので信頼性はほぼなしな結果となってしまいました😅💦

 

以来、評価法や研究と若干距離を置いていますが、今でも難しいしいい方法はなんだろうと悩むことの1つです。

 

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