台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

合格発表

おととい、7月に行われたJLPTの結果発表がありました。合格したみなさん、おめでとう!!

 

合格発表のイラスト「合格して喜ぶ学生」 | かわいいフリー素材 ...

 

読解が難しかった?

私が担当している学生は2名受けましたが、残念ながら2人とも不合格でした。

どちらの学生も読解で思うように点数が伸びず、合格点に届かなかったようです。

 

考えられるのは、

・読解問題の出題傾向が変わった。

・長文の問題の点数配分が増えた。

・全体的に読む量が増えた。

 

2人のうち1人は時間が足りず、全部読めなかったそうです。

なので、長文や情報理解にはほとんど目を通さず、勘で答えを埋めたようです。

 

もう1人の学生は全部目を通し、答えを選んでも30分の余裕があったそうです。

もしかしたら、見返した後に答えを変えて、それが間違っていた可能性があります。

 

台湾の学習者の特徴

この2人に限らず、台湾の学生は読解で点が取れない人が多いです。

どうも文章を読むというのが嫌いな国民性(?!)のようで、学生と話していても小説や話題の本の話になることはありません。

 

私はたまーにキンドルのフェアのときに本を買ってちょこちょこ読んでいますが(それでも日本にいた頃よりかなり読書量は減りました)、にゃーが本を読んでいるところは4年一緒にいて1回もありません。

 

反対に、聴解は点が伸びる人が多いです。

これは日常的に日本語が聞こえてくる環境もあると思いますが、授業で聴解の問題をやると教えてないし解説もしていないのにすぐ正解できます。

 

読解力を伸ばすには

1人の学生は前にも書いた通り、趣味で日本語を勉強していて、会社の手当目当てで試験を受けているので、無理に試験に合格しなくてもよいのでは?と思います。

 

先日この学生と話した結果、ゆっくり学習を進めて、自信がついたら受けようということになりました。なので、授業では文法をやりつつ雑談をしています。

 

もう1人の学生は留学がかかっているのであまり悠長なことを言っていられません。

読解用のテキストを買って、自分でコツコツ進めるように言いましたが…放っておいたらやらなそう。。。

 

宿題として長文の問題を出しておいて、答えをチェックしつつ一緒にゆっくり読む練習をしようか迷っています。

 

外国語の長文って内容がわからないと読むのが本当に苦痛です。そう思うと、深く考えずともすーっと読める母語ってすごいなと思います。

 

 

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