日本語の先生をしていると、特に日本国内ではびっくりするような出来事が毎日のように起こります。
おじいさんを助けていました!
午前のクラスを担当していると、バイトをしている学生なんかはよく遅刻します。ある日学生が遅刻したので、一応理由を聞いて注意しました(遅刻3回で1回欠席、出席率が80%を切るとビザが出ません)。
すると…「おじいさんを助けていました!」と言います。
いや、そんな見えすいた嘘を…と思って「つくならもっとましな嘘ついてよ!」と他の学生も含めて笑い飛ばし、授業を再開。
休憩に入り、宿題を集めて事務室へ戻ったら事務の人から
「今日、〜さんに助けてもらったっていうご家族からお礼がしたいって電話がありましたよ。」と言われました。
なんと、本当でした。
高架下にうずくまるおじいさんがいて、家が近いというから肩をかしてあげたんだそうです。まるでドラマ。
人は外見ではわからない
いい話の後にちょっと残念な話です。
真面目に勉強という空気ではないけれど、バイトでヘロヘロになりながら日本で歯をくしばって生活している学生ばかりの、いい子たちとはないけど憎めないクラスがありました。
授業中ウトウトしたり、ゲームしたり。
その度に椅子をガタガタ揺らしてみたり、ペンで頭をこづいてみたり。
こういうの人権派の方に言わせるとパワハラとかになるんでしょうか?人権派の方が「パワハラですよ!!」って法律チラつかせて圧力をかけるのはパワハラじゃないんでしょうか?
でもその中でミントガムとかを噛みながら一生懸命勉強して宿題もする優等生がいました。その子もバイトでクタクタだけど、絶対授業中に寝ないし、みんなからの信頼も厚い学生。
ある日その学生のルームメイトの学生が血相を変えて学校に飛び込んできました。
「あいつに30万貸したら夜逃げした!!」と。
ええ?!と私たちもすぐに信じられず、彼らの部屋まで行きましたが、きれいに荷物もなくなっており、その日を境に行方知れずに。
学生も含め私たちもショックがでかすぎて呆然とするしかありませんでした。
ちなみにその学生はその後出国したことが確認されましたが、ご家族のところへは戻っていない(と家族は言っていました)とのこと。
友達にこういう話をしても半信半疑なんですが、本当にドラマのようなことが時々起こります。
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