台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

台湾で日本語教師をするとびっくりすること

授業中に学生がサラッとすごいことを話してくれることがあります。

 

〜さんは何歳ですか?の練習

今担当している学生さんと、「〜さんは何歳ですか?」「〜歳です。」という年齢を話す練習を2週間にわたってしています。

 

こういう数字系って得意な人は1日でパッと覚えられるんですが、苦手な人は中級、上級になっても間違えたりします。

 

で、今の学生さんは数字がとっても苦手💦 年齢も普通の1、2、3…にも一苦労。

留学とか仕事が理由で日本語を勉強しているわけではないようなので、ゆっくり何度も何度も年齢の言い方を繰り返しています。

 

余談ですが、欧米の学生にこの練習をさせるのは結構大変です。

「ただの語学の練習です。」と英語とか使って言ったとしても

 

「人に年齢を聞くのはどうかと思う!!差別だ!!」

 

みたいな学生が必ずいるからです。

アジアの学生は本人に直接年齢を聞いてもちょっと恥ずかしそうに「32歳です」とか答えてくれますが、欧米の学生には気を遣いまくって架空の家族とか用意して練習します。

 

それでも「男性より女性が若い絵しかない!!」みたいなことを言われたりするし、肌の色も気をつけなければいけません。最終的に犬や猫の絵を使ったこともあります🤣

 

家族を簡単に紹介してもらったら

台湾でもたまーに家族について触れられたくない雰囲気の人がいますが、今回の学生は大丈夫そうだったので、「〜さんは何歳ですか?」とご家族の年齢を聞いていました。

 

すると…

 

「私の父は〜歳です。」の後に

「私の父です。」とある動画を見せてくれました。

 

父の動画なんて珍しいなと思いつつ見ていたら、そのお父さん、「ご紹介に預かりました〜です。本日はこのような場にお招きいただき、大変光栄です。」とペラペラ日本語でスピーチを始めました。

 

「?!」と思っていたら、「旭日章」を受賞した後の会見だということが分かりました。

 

旭日章とは

 

こんなやつ。

なんでも日本で博士号を取った研究者らしく、勲章と一緒に贈られる賞状に安倍さんの名前が書いてありました。

 

台湾で日本語を教えていると、一見本当にフツーの人なのに本人やご家族にすごい人物がいたりしてびっくりします。

 

 

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