春節に入ってから隣国の経済関連ニュースをちょくちょく目にしますが、10年ぐらい前の授業を思い出しました。
バブルを防ぐ
10年前、お隣の大国はまだ経済がこれから大きく発展するという時期で、日本に留学している学生たちはみんな毎日アルバイトをしながら学校に通っていました。
ある授業で日本のバブルの内容が書かれた文を読みました。
その時、「みんなの国はこれから経済が発展すると思うけど、日本みたいにバブルで終わらないようにした方がいいね。」というようなことを言いました。
すると、「そんなの無理だよ。」とほぼ全員が諦め顔。
「日本だって不景気になったんだから、私たちの国も必ずそうなる。」と。
ちょっとびっくりしました。
「当然です!」とか「私たちの国はなりません!」と言うと思ったからです。
そんな中で「大学で経済を勉強して、バブル崩壊を防ぐ方法を考えたい」という学生がいました。
その学生が「先生はどうすればいいと思いますか。」
経済ど素人なのに分かるわけありませんが😅
「まずは世界の工場でいるのではなく、皆さんの国から新しい製品や発明が生まれるようにしたらどうでしょうか。」と答えました。
今度は質問した学生まで含めて
「絶対無理ですよ。はははは!!」と学生たちは大爆笑。
冷静な学生たち
これから大学へ行って社会に出ようという年齢の学生ばかりだったのに、ずいぶん冷めているなとその時は思いました。
でも、今思うと10代後半〜20代前半で「働いて海外に不動産や資産を持ちたい」と言っている学生も少なくなく、私なんかよりよっぽど先を冷静に見ていたのかなと思います。
今度は東南アジアが似たような経済発展をしそうだというような記事を見かけましたが、このまま世界中の国がバブルのような経済発展を経験して、その後に不景気になって…となったらその後はどうなるんだろう??
当時の学生たちがどこで何をしているのかは把握できていませんが、世界中がバブルを経験してバブルが弾けたらどうなると思うかをちょっと聞いてみたいと思いました。
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