台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

進路の選択

ツイッターで、ナザレンコ・アンドリーさんというウクライナの方のつぶやきを見て思い出したことです。

 

日本で暮らす外国の人

身近に外国の人がいるというのが都会なら珍しくなくなっていると思うし、日本で暮らす外国の人は年々増えています。

 

国際化とか多様化とか、もちろんいいところもあるけれど、入管法改正が必要なくらいトラブルが多いのも事実。

 

いつものごとく、Twitterを眺めていると、入管法改正に賛成、反対の意見がいろいろ書かれていて、さーっと読んでいたんですが、ナザレンコさんのツイートが目に止まりました。

 

長い文なので、興味のある方はリンクから飛んで読んでみてください。

 

 

ビザの要件

「あー、そうなんだよね。」と思ったのは、

 

「就労ビザの条件は「大卒か5年実務経験」。正直に言う、私は大学なんて一ミリも行くたくなかった!」

 

という部分。

就労ビザを外国の人がもらうためには、大卒か5年以上母国などでの社会人経験が必要。ツイートには書いていませんが、かつ日本人でもできるような職種ではほぼもらえません。

 

実は日本で教えていた時に、全く同じ境遇の学生を教えたことがあります。

日本語能力試験N2に合格、性格が明るくまじめで、バイト先の人に社員にと誘われたけれど、その学生は専門学校卒だったため、就労ビザの条件を満たせず、大学へ進学しました。

 

でも、これ、「そんなひどい!!」っていう話では全くありません

 

世界のほとんどの国が、就労ビザの条件に「四大卒以上」を設けているし(その学生の国も)、日本では要求されない書類の提出を要求する国だってあります。

 

別の手もある

本人が行きたかろうが、行きたくなかろうが、条件を満たせないのであれば国へ帰るか条件を満たす努力をするのが当たり前。

 

ですが、実は別の手段を取る学生もいます。

中には、法に触れるような方法を取る学生もいます。

 

そんな学生にこちらができることは何もありません。

本当に無力

世界の情勢、経済の動きによってはそんな学生が増えることもあります。

 

なんで日本語教えてるんだろう?

こんなことのためになんで頑張ってるんだろう?

 

と思ったことも何度かあります。

でも、ナザレンコさんのような外国の人の体験、経験を見たり聞いたりすると、こういう人のために日本語教育はやっぱり大事だと思ったりもします。

 

 

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