台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

留学試験の記述問題

日本で勉強する留学生の中で、大学に行きたい人は「日本留学試験」という試験を受けます。その試験の1つに記述問題(作文)があります。

 

構成が考えやすい問題

以前の留学試験の記述問題は、割と対策がしやすい問題が多かった気がします。

例えば、

 

「とても困っていたら友達にお金を借りてもいいと言う意見(A)、どんなに困っていても友達にお金を借りるのはよくないという意見(B)があります。あなはたはどちらに賛成ですか。理由を含めて400字以上、700字以内で書きなさい。」

 

なんて問題。大抵の人はBを選んで、「信頼関係」とかを理由に挙げて、「自分の両親から借りるのが1番だ」というような意見を書きます。

 

このタイプの問題は1段落目でどちらかの意見を選択+理由を2つ〜3つ書く。

2段落目で具体的なエピソードを書く。

3段落目でまとめ

 

のような教える側も「この構成で書くといいよ。」と教えやすい問題。

ですが、このタイプはだんだん出なくなっているようです。

 

日本人でも書きにくい問題

留学試験の記述を教える時は、過去問を宿題にしておいて、授業のときに添削したものを返して簡単に解説というやり方をしています。

 

前回出した問題がこちら。

 

「多くの人は、成功を良いもの、失敗を悪いものと考えて、失敗することを恐れます。しかし、失敗は本当に悪いものなのでしょうか。
「失敗は悪いものだ」という考えに対する反論を、例を挙げながら具体的に述べなさい。」

 

学生に課題を伝えた後、「何書けばいいんだろう」と私の方が悩んでしまいました🤣

ただ「反論を書きなさい」だったら、「失敗は成功のもとだ」とか書けば良さそうですが、今回の課題には「例を挙げながら具体的に」となっています。

 

おそらくエジソンのエピソードを出して、「失敗は成功につながる」というような文を書くと思います。

間違いではありませんが、高得点ももらいにくいと思います。じゃあ、何がいいのか…まだ学生から送られてこないんですが、名案が思いつきません。。。

 

 

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