台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

再び海外へ①

日本で非常勤の仕事を掛け持ちしながら、大学院で借りた奨学金の返済を続けました。

返済が終わったら、また海外へ行こうかとぼんやり考えていましたが、ある同僚に「動くなら若いうちがいい」と言われました。

その時ちょうど、台湾からの留学生が増えてきていました。台湾の学生と初めて面談をしたときの衝撃が忘れられません。

面談では、卒業後の進路希望を聞くのですが、初めて面談をした学生は

「台湾へ帰ります」

耳を疑いました。「進学も就職もしない?!」と聞き返すと、
「はい。」
続けてなんの仕事をするのか聞くと、
「薬剤師」やら「公務員を目指す」との返事。日本語は「たぶん使わない」との答えに、思わず
「じゃあ、なんで留学したの?」と聞きました。

「日本で生活するという体験がしたかったから」

こんな返事の学生は1人や2人ではありませんでした。そして、少しずつ台湾への興味が芽生えていきました。