日本語教師の仕事をしていると、「どうやってなるの?」とよく聞かれます。
日本語教師は「教師」だから小学校や中学校、高校の先生のようななり方をイメージする人もいるかもしれませんが、「公的資格は現時点ではありません。」
主な方法は以下の3つです。
では、1つずつ解説していきます。
大学で専攻または副専攻で学ぶ
将来日本語教師として生計を立てよう!と決めている、これから大学へ行く人におすすめの方法です。専攻でも副専攻でもいいと思いますが、大学院進学まで視野に入れる場合は専攻の方が選択の幅は広がるかもしれません。
日本語教員養成講座に通う
養成講座は日本語学校や資格関係の会社など、探せばいろいろな講座が出てくると思います。就職支援をしてくれる講座もありますが、「実習がある講座」がおすすめです。
ほとんどの教育機関で、新人の先生を手厚く育てる余裕はありません。
講座修了後に採用された場合、いきなり「このテキストでこのクラスをやってください。カリキュラムはこれです。」と言われます。
通う時間やお金がないという場合は、通信講座もあるので、知識を先に入れておいてボランティアで経験をするのも1つの手です。
日本語教育能力検定試験に合格する
年に1度行われる検定試験で、1、2の方法に加えると採用率がぐっと高まります。マイナーな試験なので、一度過去問題などを見てどんな問題が出るのか知っておくと良いでしょう。
私は1番の大学専攻+大学院へ進学。
大学院生のときに3回目のチャレンジでこの試験に合格しました。
「マンボウ」と名付けていた用語集がおすすめです。
この用語集は日本語教育能力検定試験に必要な知識をざっと学ぶことができます。
範囲が広い試験なので、まずは浅く広く学んで、問題を解きながら理解を深めていくのがいいと思います。
海外では上記3つの条件がなくても採用してもらえる場合があります。
ただ、その場合仕事を始めてから非常に苦労することになります。
日本語教師の苦労に関してはまた次回書きたいと思います。