日本語の先生を目指す人なら知っている検定試験が
「日本語教育能力検定試験」ではないでしょうか。
毎年1回しか受験のチャンスがなく、受験料は14,500円、合格率が20%〜25%というなかなかハードルの高い試験です。
私は大学3年の時に初めて受験し、不合格Aでした。
そう、この試験は不合格にまでランクがつく試験なんです🤣
親切なのか、残酷なのか。。。
不合格Aはあとちょっとで合格ラインなので、モチベーションは確かに上がりました。
今日は過去の記憶を掘り起こして合格までの体験談をざっと書いてみたいと思います。
「日本語教育能力検定試験に合格するための本」を買う
わかりやすい書名ですね。
[音声DL付]令和3年度 日本語教育能力検定試験 合格するための本
こちらも2700円となかなか高額・・・。
なのですが、日本語教師という仕事全般をざっと分かりやすく網羅している書籍だと思います。
正直、試験に合格すればいいと思う人にはガッツリ試験対策になる書籍もあると思いますが、
検定試験に合格しても、日本語教師の仕事はうまくいきません。
いろいろ反論もある意見だろうなぁとは思うのですが。
10年以上この業界で働きたい、いろいろな機関で教えたいと思っている人はまず
基礎知識を侮らないほうがいいと思います。
日本語教師が知らなければならないことは日本語のことだけではありません。
・学生(学習者)のビザ
・外国人が就労するための条件
・もちろん日本語文法
・日本文化、歴史
・日本の地方
・日本の産業、経済
などなど。
「うわー、大変」と思うかもしれませんが、私も10年以上この業界にいますが、全部すぐに答えられません😞
むしろ、学生といろいろ相談する過程で学んでいます。。。
独学、または専門学校通う
これは人によると思いますが、1人で勉強するのが好きな人は独学で十分合格できます。
私の友人は専門学校へ行って2回ぐらいで合格していたと思います。
私は資金の問題で🤣 独学派でした。
でも、合格までに3回受験しているので、1回で!という人は専門学校などに通って1発合格を目指す方がコスパがいいのかもしれません。
勉強スケジュールを立てる
さきほど紹介した合格するための本を私は4月に買ったと思うので、試験までのスケジュールを思い出して書いてみます。
4月 合格するための本を隅々まで読む。
5月 過去問を購入。一度時間を測って試験を解いてみる。
→撃沈。。。
6月〜8月 自分が苦手な分野(私は日本語史、文法が苦手でした)の本を買って、ノー
トにまとめたり、練習問題を解いたりする。
9月 再度過去問にトライ。やっぱり日本語史がやや苦手。
日本語史の問題集を再度復習。
10月 試験にトライ!
こんな感じでしょうか。
勉強期間は人それぞれですが、1年ぐらいが目安かなぁと思います。
まとめ
日本語教育能力検定試験は日本語教師になるための必須の資格ではありません。
ただ、最近は政府も日本語教師の資格や管理を検討し始めているようです。
外国人の移住も増えているので、持っていて損をする資格ではないと思います。
日本語教師になってからは勉強する時間の余裕はまったくありませんので、もし日本語教師になろうとしている人は、ちょっと頑張ってとってみてください!!