台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

台湾も値上げ

日本も値上げラッシュだというニュースをネットやYouTubeでみますが、台湾も値上げラッシュです😅💦

コロナ以前から、「台湾は物価が安い」というイメージを持って台湾へ来ていた人も多いと思いますが、私の友達はほとんど現金が足りなくなって市内の銀行で両替しています。

以前も、台湾の物価について先月も書きましたが

 

totolu.hatenablog.com

 

今回は台湾の物価上昇の具体例と、日本人と台湾人の反応(といっても身の回りの人だけですが)をざっくり書いてみたいと思います。

台湾の物価の上げ幅

どのぐらい物価が上がっているのかという具体例を3つほど紹介したいと思います。まずは分かりやすくマクドナルド。

 

   

 

私が頻繁に利用する朝マックのセットですが、値上げ?と言っていいかどうか微妙な変更が。確か日本でも同じ手段が取られていたと思いますが、セットのコーヒーのサイズがS(無料)からM(+10元)に変わりました。

朝ごはんなので、コーヒーは正直、Mサイズじゃなくてもいいと思います。じゃあ、コーヒーじゃない飲み物を選んだら?となると思いますが、コーヒー以外もプラス料金になります。つまり、セットは10元(45円)の値上げ。

 

続いてお弁当。これは会社の近くのお弁当屋さんですが、20元(90円)の値上げ😵

 

     

 

さらにさらに、私の愛する小籠包。全店ではないと思いますが、原料の小麦が高くなっている影響で、おそらくほとんどの店で値上げしていると思います。うちの近くのおいしいお店は20元(90円)値上げ😭

 

  

 

値上げを知った時の反応

私が今回おもしろいなぁと思ったのは、台湾の人と日本人の反応が違ったことでした。2番目に紹介したお弁当屋さんへ日本人との同僚と行った際は、

 

「えー!高い。もう買わないでおこう。」と別の店へぞろぞろ。(別の店もちょっと値上がりしてますが)

 

日本円で90円の値上げなので、日本人なら同じ感覚の人も多いのではないでしょうか。ところが台湾人の同僚は

 

「え?上がった?本当に??」

 

なんと、元の値段を覚えていませんでした。覚えていた台湾人の同僚もいましたが、

 

「え?日本人は買わないの?一生、ここのお弁当買わないつもり?」

 

と言われました🤣確かに。

 

2カ国の反応から思ったこと

台湾へ来てから気づいたことなのですが、家計が厳しい、貯金を増やしたい、残したいというとき(まさに台湾へ来たばかりの頃)、私が今までとっていた方法は

「節約」です。

安いときにまとめ買いをしたり、安い店を選んだり。

 

台湾でもしょっちゅう「買一送一」(1つ買うと1つ無料)というキャンペーンをやっているので、台湾人がまとめ買いをしないというわけではありません。

台湾の人は「必要なものには払う。必要じゃないものには払わない。」という姿勢。

それで足りないなら、「増やす」人が多いと思います。増やすってどうやって?と思いますが、概ね

 

投資(株がメイン)

不用品売買

副業

転職

 

をする人が多いと思います。週末にUber(車もデリバリーも)をやっているという話はよく聞きます。

10元や20元の値上げをしても、台湾は外食文化なのでお客さんが結局戻ってくることを店側も承知しているし、お客さんもシビアに店を査定しつつ、それぞれの「この値段なら納得ライン」を持っているように思います。

 

まとめ

私も日本に住んでいる時は「えー!小麦粉30円も上がるの?困るよー😞」と思っていましたし、日本のニュースを見ても「そんなに上がるの?」といまだに思います。

が、不思議なことに台湾の値上げ幅のほうが大きいのに、「そうなんだ」ぐらいの反応になっています🤣🤣🤣

こう書くと、「日本はずっと給料が上がっていないから・・・」という人もいますが、台湾もずっと上がっていません。

ここでも、コロナ同様、国に頼り切らない逞しい国民性を垣間見ることができるなと思います。