台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

日本語って奥が深い

実は副業で「原稿チェック」をやっています。

 

人の書いた文章

日本語の先生をしていると、ほぼ毎月、忙しいと毎週学生が書いた文を読んでチェックをします。それが、友達の紹介で一般の日本人が書いた文章のチェックというのを今年に入ってからちょこちょこさせてもらうようになりました。。

 

やってみて分かりましたが、人の書いた文章って本当にその人の国や文化、価値観が出るなぁと。

 

台湾の学生が書いた作文ばっかり読んでいると、学生の書く内容がわりと似通ってきます。なので、慣れてくると添削にほぼ時間がかからず、さくさく読んでさくさく赤入れができます。

 

が、一般の日本人の場合そうはいきません。

文の始まりと結びが一致しない文、漢字のミスは簡単ですが、一文がやたら長いと読んでいる途中でわからなくなったり、専門的すぎて目を通しているけど何がなんだかわからなくなったり。

 

日本語教師の扱う日本語

日本語教師になってから、何度か身内や日本語教師じゃない人から突然「日本後クイズ」を出されることがあります。

だいたい

 

「この漢字なんて読むでしょう(←漢検1級の難読漢字)」

「この歌の意味はなんでしょう(←古文)」

「この言葉の由来はなんでしょう」

 

みたいなのです。

申し訳ありませんが、授業ではよほど暇じゃなければ扱わない内容で、国内で教える場合はこういうネタを授業でやると学生に嫌われます🤣

 

一般の書いた人の文も学生の作文と違って、絶対に日本語のテキストに載っていないような内容で、しかもテーマはバラバラ。ときどき、主張したい内容が強すぎて前後に矛盾があったりします。

 

最初は学生の文をチェックする感覚で赤を入れていましたが、友達から「これはやりすぎ。創作者を大事にして。」と言われてしまい、加減に悩みました。

 

年配の方が書かれた文の場合は、「そんな言葉ある?」とか「え?こんな字使う?」と思って調べると、「そうだったのか」と新たな発見をすることもあります。今はだんだん慣れてきて赤入れレベルも掴めてきましたが、毎回知らなかった日本語に出会います。

 

日本語って奥が深いし、やっぱり難しい。。。

 

 

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