台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

台湾の政府のすばやさ

台湾はここ1〜2週間であっという間にコロナの感染者が増加しました😱

昨日は1日あたりの感染者数が8000人を超える、非常に危険な状態です。台湾といえば、政府のすばやさが目をみはるものがあるのですが、昨日も「おおっ?!」と思う内容が発表されました。

発表1つ目

去年の5月から行ってきた、「実名制」の廃止。

これは、感染者が出た場合、その人の移動ルートを把握するために行われてきました。店舗、駅、マンションにまでQRコードがあり、出入りする人はそれをスキャンしなければなりません。

     

ちなみに、場所の広さに応じて、社交距離が保てるように入場できる人数も決まっています。この店舗の場合、31人まで。

去年の5月、台湾で感染が広がったときには、店員が1人1人のスマホをチェックするという徹底ぶりでした。

が、台湾の80%以上が少なくとも1回はワクチン接種が済んでいる(3回は5割ほど)こともあって、このルールは無視されつつありました。ただ、だからと言って、政府が決めた方針を感染者が増えている中で「やめる」というのは結構難しい決断じゃないかなと思います。

発表2つ目

簡易検査キットの購入が実名制に。

これにはちょっとびっくりしたのですが、感染が広がった結果、台湾の薬局で「簡易検査キット」の売り切れが相次いでいるようです。というわけで、

   

キットの購入をしたい人は、「保険証」を使って購入できます。身分証番号が奇数の人は月、水、金、偶数の人は火、木、土、日曜日は全員が買えるというシステムのようです。5回分で500元。

この発表があったのは昨日の昼2時の会見で、実施は今日から、です。

まとめ

昨日上記の発表があって、店舗での実名制は「即日」からで、検査キットの実名制は「次の日」から。台湾政府の動きの早さはいつもすごいなぁと思います。日本政府の発表って、たぶん1週間前ぐらいだと思います。

政府以上に、政府が発表する前から簡易検査キットが売り切れるという国民の動きのすばやさもすごい。いつものんびり、ゆったりに見える台湾の人々ですが、緊急時のすばやさは見習いたいものです。