台湾へ移住して日本語教師

2018年から台湾で日本語教師をしています。

赤穂浪士じゃないけれど

ネットのニュースをみると、「安倍元首相襲撃事件から1年」が目につきますね。

もう1年経ったのかという驚きが強いです。

 

今もちょっとひっかかること

安倍元首相の政治家としての評価はともかく、元首相だろうが、大統領だろうが、アイドルだろうが、世間に知られていない一般人だろうが、

 

「日本という国で銃によって人が公衆の面前で殺されてしまった」

 

というのはかなり衝撃的な事件でした。

それが元首相でしかも選挙期間中ということもあって、衝撃はより大きかったと思います。

 

その後、容疑者が捕まって、動機の解明が進んで、政治と宗教という本来なら「分離」が前提のものが分離していなかった(堂々と宗教が政党たちあげているぐらいなので崩れている前提ですが)ことも明らかに。

 

私がひっかかるなぁと1年前から思っていたことは、そこではなく、

「本当は統一教会のトップを狙っていたけれど、警備が固くてできなかった。だから、繋がりの深い人を狙った。」という点でした。

 

仇討ちはダメだけど

赤穂浪士のような主君のために仇討ちをする話が美談として残っていたりしますが、このニュースを見た時さきほどの違和感と同時に赤穂浪士が頭に浮かびました。

 

仇討ちもダメだと思いますが、私は主君への忠義というよりは47人が仇をとるために様々な作戦を立て、様々なことを乗り越えて仇討ちを成し遂げた。これが、感動ポイントだし、ダメなことだけれど忠誠心というか仇討ちに至った動機は否定できないなぁと思います。

 

が…

 

「トップがダメそうだから、代わりに」感がないか?!とニュースを見たときに思いました。

 

私の友人にも宗教2世、3世の人がいて、その話を聞いた時は「苦しそうだな」と思いました。だから、そこに世間の注目がいったのはよかったとは思いますが…

トップがダメそうと思った時点で、他の道を考えられなかったのかな?と思います。

 

まとめ

安倍元首相の代わり(?)にトップの人が撃たれれば良かったと言いたいわけではありません。が、これが仮に銃撃されたのが安倍元首相ではなく、団体トップの人で容疑者が本懐を遂げていたらどうなっていただろうと1年前も思いました。

 

偽物の手作り銃に見えるものを持って献花台で暴れた人がいたようなニュースも見かけましたが、日本人の言動が暴力的になってるような気がします。