台湾に5年も住んでいて、最近「日本の福祉ってすごいな」と思うようになりました。
車いすでの移動
Yahoo!ニュースか何かで見かけました。
車いすの人の利用を断った映画館が謝罪をしたというので、それで終わらず、実はその人は車いすに対応していないスクリーンを希望して、スタッフが席まで車いすを持ち上げたりしなければならなくて断ったという事情があって、反対にクレームをつけた車いすの人がバッシングされているようです。
そういえば、台湾で車いすに乗っている人はデパート、病院以外でほぼ見ません。
路上を車いすの人が1人で移動するのは非常に困難です。
なぜなら、段差がたくさんあるから。
台湾によくある「騎楼」。建物の前に屋根のようなものをつけて、雨の日なんかに楽に移動できる通路のようなもの。
これ、助かりますが、上がったり下がったり凸凹していることが多いです。
店の入り口が段差。これもよくあります。
歩行者の歩く道が凸凹。ひどいところになると、普通に歩いている人もつまづいています。
学生が日本へ行くとしきりに「日本の道はきれい。歩きやすい。」と言っていますが、普段当たり前に思っていることが海外の人からするとすごいことなんだなと思います。
国や民間団体のサポート
ある人から聞いた話です。
「日本は福祉が充実しているから、妊婦さんが遺伝子検査をして子どもにダウン症や何かの先天性の障害があっても産む人もいる。でも、台湾ではそうではないので、生まれた子が生涯困らないように家族でサポートできそうじゃなければ堕す選択をする人もいる」
それを聞いて、年末に日本の街を見た時と同じように
「日本って何だかんだ言っても豊かな国なんだな。」と思いました。
にゃーもその話を聞いていて
「台湾の方が残酷だね。」と言っていました。
だからと言って、日本にもまだまだ住みにくさを感じる人はいると思うし、台湾の社会が悪いとは思いません。
ただ、5年も海外にいても日本の福祉のすごさに気づかないのだから、日本に住んでいたらもっと気づきにくいかもしれないと思いました。
言われなければ気づかないこともあるけれど、日本のすごさにも気づいた上でさらにいい社会にするためにという視点が大事なんじゃないかと思います。
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